自分の悩みが　神経症だと知らずに　長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が　たくさんいます

あなたのお悩みと　「神経症」と　「森田療法」をつなぐ臨床心理士のブログです

３S（スリーエス）ハグハグ法別名　森田療法的行動法の記事や神経症克服に役立つ記事を載せています

３S（スリーエス）ハグハグ法別名　森田療法的行動法とは
神経症克服のための実践方法です
そのポイントは？

Sそのままで
（不安な気持ちはそのまま感じたまま）
Sそもそもにさかのぼり
（症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは　エネルギーの発揮だね）
Sすこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して　すこーしずつ手足の指を動かそう）

１ミリでも発揮のために動いたら　
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
最後にひとこと　「自分おつかれー！」

 

森田療法推し（笑）で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士
もりりんですよ～
シャンシャン好きで臨シャンシャン理士もやってま～す


 

さわやかな5月の陽気を楽しんでいたと思ったら
シトシトと雨が降ってきて季節が梅雨に向かうのを感じます
皆様いかがお過ごしですか？

私はこのところロシアのお菓子作りにハマっていまして
Youtubeで簡単そうなレシピを見つけてはお菓子を焼いて
紅茶と一緒に味わってはうっとりとした気分に浸っています

そしてこんな感じに「ロシアのお菓子ノート」なるものを作っちゃって
自己満足してにんまりしながら時間を過ごしたりしています

　（ピンぼけですね(;^_^A）

さて今回のタイトルは「模擬面接から見えた人間の本分」にしました
よく20代～30代位の方の就職に関する相談を受けることがあります

内容的には職場で自信を失い退職し再就職が怖くて困っているとか
なかなか内定がもらえなくて将来に見通しが持てず辛いなど様々です

生計や生きがいの基になる就労を支援することは大切な仕事です
就労は人生を豊かにするし社会をも良くする大きな要因だと思います
なので一人でも多くの方が仕事に注力できるよう心理支援しています

自分の場合新卒後3年勤め家庭に入り約20年のブランクの後再就職
その間神経症になり社会で再び働く恐怖も再び働く喜びも経験しました
今その神経症や再就職の体験を就労の心理支援に役立てています

とはいえ限られた体験で対応するので戸惑う場面ももちろんあります
先日はアルバイト面接を控えた方から模擬面接官役を依頼されました
読者の皆様は面接官になったご経験はありますか？

私は面接を受けた経験はあっても面接官の経験は一度もありません
面接官役を依頼されてどうしよう！と焦りましたがやるしかありません

相談者様に役立つ面接ができるようにまず打ち合わせから開始です
最初に相談者様に今までに受けた面接での質問を教えて頂きました
加えて自分がかつて面接で聞かれた質問を頑張って思い出しました

次に相談者様から質問に対する適切な答え方について尋ねられ
相談者様自身が過去の面接でこう答えた方がよかったと思う点を基に
例えば未経験の仕事も努力しますとか答えようと戦略を話し合いました

最近思うのですが自分や相手の気持が暗くなる言葉を発するよりも
気持ちが明るくなる言葉を発すると良い関係が持ちやすくなるようです
その観点を基に相手が信頼を抱く志願者の態度を確認し合いました

一つ話し合った質問と答えの例を挙げるとこんな感じです

面接官「勤務していただく上で健康状態はいかがですか？」
志願者「良好です。食事や運動などで健康を心掛けています」
面接官「運動というとどんなことを？」
志願者「ラジオ体操やウォーキングなどを毎日行うようにしています」

以上のような質問や答え方の確認以外に表情や声や挨拶を確認して
いよいよ本番さながらにお互い緊張しながら模擬面接を実践しました

実践後相談者様は打ち合わせを思い出して回答を心がけたことを話し
面接官役の私はその努力が感じられ気持ちが伝わったと話しました
そして模擬面接の体験が学びに役立ったことを話し合いました

さて就労という目標に向けて様々に悩んでいる方は大勢います
またたとえ就労ができてもそこでまた新たな悩みが生まれたりもします
物事が上手くいかないと周りと比較して落ち込んでしまったりもします

その一つ一つの悩みは確かにつらい感情を引き起こし苦しいものです
でも皆真剣になんとか現状をよくしようと一生懸命もがいています
そこに生命や魂が燃えている事実が見られ人間存在の尊さを感じます

就労の悩みに限らず悩むということはよりよく生きたいと願う
魂という自然エネルギーの活動ととらえることができます
深く大きく悩む人ほど魂の活動が盛んな人だということがいえます

私も悩みの中に入り込んでしまうとこのような考えは吹っ飛んでしまい
自分の存在価値を感じられなくなってしまうことがよくありますが
私以外の悩んでいる人達もきっと同じような状態ではないでしょうか

ちっぽけでポンコツな人間の悩みはつきないものではありますが
自然の生命体である尊い人間という大きな存在で間違いありません

その人間は物事が上手くいくかどうかわからない中で活動することが
自然エネルギーであり生命体である人間の本分だと思います

面接に臨む相談者様の真摯な姿勢から人間の本分を教えられました
今後も人間が本分を全うするための心理支援を実践していきます


今回の記事がお悩みに苦しんでいてよくなりたい方にとって
少しでも参考になったならうれしく思います


あずま通り心理相談室・上野の森クリニック・生活の発見会で
不安にお悩みの方の心理的な支援活動を行っています
お気軽にご相談ください！



　画像のいちごは粒が小さい感じですね？　





　　　　　　旬の不揃いないちごの自然の甘さが好きですよ一同(笑)

自分の悩みが　神経症だと知らずに　長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が　たくさんいます

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神経症克服のための実践方法です
そのポイントは？

Sそのままで
（不安な気持ちはそのまま感じたまま）
Sそもそもにさかのぼり
（症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは　エネルギーの発揮だね）
Sすこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して　すこーしずつ手足の指を動かそう）

１ミリでも発揮のために動いたら　
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
最後にひとこと　「自分おつかれー！」

 

森田療法推し（笑）で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士
もりりんですよ～
シャンシャン好きで臨シャンシャン理士もやってま～す

早くも梅雨入りした地域もありますね
皆様いかがお過ごしですか？

梅雨時に洗濯物が何日も乾かないと本当に困りますが
ちょっとでもうっすらと日が差す時を逃さずに急いで洗濯して
ぎりぎり乾いたときの達成感が割と好きなことに最近気づきました(笑)

さて今回のタイトルは「メンタルクリニックの美術療法」として
勤務先心療内科で行われている美術療法をご紹介したいと思います
創作活動による脳の活性化や精神症状改善を目的に行われています

水曜日にはミニ美術という短時間でできるプログラムが行われます
臨床美術士がその日のお題と作業手順をサンプルを見せて説明し
参加者は診療や会計の待ち時間に絵を描いたり簡単な工作をします

ミニ美術のお題は季節感があったり季節と関係なかったり様々です
短時間でできる絵葉書サイズの小さめの作品がよく作られます

直近のミニ美術のお題は「生まれる空間」
和紙に墨で線を描きと絵具で色付けし台紙に立体的に貼り付けました
参加者の方の作品はどの作品も気持ちがこもって本当に素敵でした

美術に関心があってクリニックに通院し美術に参加される方もいれば
美術が苦手でも医師の勧めで参加され美術が好きになる方もいます

土曜日には原則第一週目に臨床美術というプログラムが行われます
5時スタートで臨床美術士の説明を受け全員一斉に作業を始めます
ミニ美術より大きな作品を1時間程度かけて作っていきます

直近のお題は「ネガポジアナログ画」
葉っぱの形を背景から先に描いて輪郭を浮き出させ色付けしました
臨床美術は季節感を取り入れたお題が用意されることが多いです

臨床美術の作業後は参加者がお茶とお菓子でリラックスしながら
作品に込めた思いを聞き合い鑑賞し合う鑑賞タイムが行われます

美術療法はクリニックの待合室の真ん中の長い机で行われます
美術に参加し作業する方も美術に参加しない方も両方いる待合室です
棚や壁やホワイトボードに沢山の作品が飾られていてにぎやかです

私もカウンセリングや心理検査の間にほぼ毎回美術に参加します
元々絵を描くことが好きなので美術に参加するのはとても楽しいです

いつからかパンダのシャンシャンを作品ごとに入れるようになりました
クリニックがある上野のアイドルに夢を託して絵を描くことが多いです

直近はサウナの珍しいマッサージをシャンシャンに受けてもらいました
ロシアのバーニャでヴェーニクで叩かれたい願望を託しました
（バーニャがサウナでヴェーニクは枝葉の束の天然マッサージ器）

美術では他の参加者の方たちの作品を見ることもとても楽しいです
私は参加者が美術に取り組む姿を見て芸術監督だと思っています
美術では監督になって自分の世界を自由に表現することができます

でも正直毎回作るときは上手にできるかなと不安や緊張が起こります
そのような人たちに向けて医師はこう言います
上手とか下手とか誰が決めるの？作ることを楽しめばいいんですよと

ほんとうにそのとおりだなと思います
医師からそう聞いて美術がだんだん楽しくなったという方がいます
美術の回数を重ねるほどに熱中する様子が見られるようになります

何かに熱中できる時間がもてることはとても幸せなことだと思います
色々と悩んだり落ち込んでメンタルクリニックに来られる方々が
美術に熱中して楽しい気持ちになってくださることがとてもうれしいです

私自身も勤務しながら美術に参加できることをとても幸せに思います
やはり何かに熱中しているときが一番充実感を感じられる気がします

最後に私は美術に参加して一つ気がついたことがあります

臨床美術士の先生がこうしてみたら？と言ったことをやってみたところ
予想外に良くなり人の意見を聞き力を借りることの良さを実感しました
なんでも自分一人だけで頑張ろうとする私にとって新鮮な気づきでした

以上心療内科の美術療法の内容をご紹介し感じたことを書きました
ご関心があればクリニックのホームページで美術作品をご覧ください
「最近の臨床美術」と「最近のミニ美術」に写真を載せてあります

今回の記事がお悩みに苦しんでいてよくなりたい方にとって
少しでも参考になったならうれしく思います


あずま通り心理相談室・上野の森クリニック・生活の発見会で
不安にお悩みの方の心理的な支援活動を行っています
お気軽にご相談ください！



　画像の細いたけのこは食べたのですか？　





　　　人参にら豚肉春雨とで春巻きにしておいしく頂きました一同(笑)