自分の悩みが　神経症だと知らずに　長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が　たくさんいます

あなたのお悩みと　「神経症」と　「森田療法」をつなぐ臨床心理士のブログです

３S（スリーエス）ハグハグ法別名　森田療法的行動法の記事や神経症克服に役立つ記事を載せています

３S（スリーエス）ハグハグ法別名　森田療法的行動法とは
神経症克服のための実践方法です
そのポイントは？

Sそのままで
（不安な気持ちはそのまま感じたまま）
Sそもそもにさかのぼり
（症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは　エネルギーの発揮だね）
Sすこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して　すこーしずつ手足の指を動かそう）

１ミリでも発揮のために動いたら　
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
最後にひとこと　「自分おつかれー！」

 

森田療法推し（笑）で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士
もりりんですよ～
シャンシャン好きで臨シャンシャン理士もやってま～す


9月ですね～
まだまだ猛暑が厳しくて大変ですね～
皆様いかがお過ごしでしょうか？

さて先日勤務先上野の森クリニック臨床美術に参加して
「サザエを描く」のテーマで絵を描いて遊びました
今回の記事ではそれをきっかけに感じたことを書きたいと思います

人が集まってともに活動することは知恵を発達させてくれるものですね
臨床美術の参加者の一人の方から教えていただいたのですが
サザエのとげは波にさらわれないためにできた突起物だそうです

そう聞いて生き物に備わった「生きたい力」に圧倒されてしまいました
我々が住む自然界の生き物にある生きる力ってものすごいものですね

海の波ってそれはもう大自然に沸いた水のうねりの永久的な繰り返し
絶えざる波の中サザエは生き続けるための棲みかを創りあげていった
波が荒い海に棲むサザエほど長いとげをもっているのだそうです

このような我々生き物に与えられた「生きたい力」のすさまじさを知ると
人間にも同じように「生きたい力」が絶えず働いているのだと思えます

サザエを今までも何度も見て面白い形としか感じないできたけれど
大自然の営みそのものの形を目の前にただすごいとしか言えません

この大自然のサザエの姿がサザエとして完璧であることを認めれば
我々人間にも同じことが言えるのは疑いようのない事実だと思います
我々人間も一人ひとり完璧な生命体に作られているのが事実です

でも人間は自分には何がなくて何が下手でみっともないとか感じては
自分をどうにか変えてもっと理想的な姿の人間になりたいとか悩んで
落ち込んでしまい気持も行動も萎縮して自己否定をしてしまうのです

サザエは大波が容赦なく何度も繰り返し襲ってきても何もいわないで
生き続けるために粛々と棲みか作りに励んできたのはすごいなあ
だって大波に何度も襲われ続けるって想像を絶するストレスだよ？

でもサザエには人間関係やお金の問題がないから人間とは違うよとか
そういうことをいう人がいるのかもしれないけれど
私は本質的にはサザエも人間も命を生かす同じ活動をしていると思う

命を生かす活動とは今の瞬間瞬間を精一杯生きることを言うと思う
たとえ頭の中ですごい不安や焦りや怒りや悲しみの大波に襲われても
そのつらい大波の中で自分の目の前にあるものごとにベストを尽くす

そうやって命を生かす活動をすることでサザエが形づくられたように
人間界で生きていく力が自然に最適化されていくのではないかと思う
難しい理屈や根拠を並べるよりサザエさまが教えてくれているじゃない

目の前のことにベストを尽くすことが一人ひとりの人間を生きやすくし
人間社会全体を生きやすい場所にしていくのではないだろうか
命を生かすことが人間の幸せであると伝えていくことは大切だと思う


あずま通り心理相談室・上野の森クリニック・生活の発見会で
不安にお悩みの方の心理的な支援活動を行っています
お気軽にご相談ください！

　漫画のサザエさんは日本の国民的漫画ですね？　





　　海が日本人の心と知恵を作ったのかもしれませんね　一同（笑）

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そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
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やっとすこし涼しくなりました～
あともう一息で猛暑から開放されそうでうれしいな～

今回描いた絵は都内の河辺で開催されたとある花火大会
本日ユーチューブライブを見ながらエア参加しました
画面越しに煙のにおいがして日本の夏らしさを感じることができました

さてコロナで人間社会の活動に伴う自由度が大きく減少している昨今
精神的に参ってしまっている方がかなりいられることを危惧しています
この状況下何かの活動に取り組むことが元気でいる秘訣だと思います

自分はいろんなことが気になりやすくとらわれやすい神経質性格で
悩み事があると頭から離れなくなり身体症状も出てきやすい性質です
でも日々様々な活動をすることでなんとか精神バランスを保っています

様々な活動の中に自己紹介で書いているロシア語学習があります
コロナでロシア語教室が閉鎖されてしまいオンライン受講に挑戦するも
予習復習の重圧に負けてしまい現在は独学で細々とやっている状況

ロシア語学習３年半で辞書を引きながら文章が少し読めるようになり
前にネットで見つけたロシア人のお医者さんの森田療法の紹介文を
ちょこっとずつ翻訳することで独学を続けているということにしています

そこでこのような趣味と実益を兼ねてといいましょうか
翻訳した森田療法の紹介文をブログ記事に書いていくことにしました

ロシア人がロシア人向けに森田療法について説明する文章なので
日本人による森田療法の紹介とは目の付け所に違いがあるかないか
そのあたりに関心を持ちながら辞書を引き引き翻訳していきました

今回の記事ではその途中までをご紹介いたします
日本語で森田療法の説明を読まれていない方もまた読まれた方も
ロシア式の紹介文で森田療法について勉強して頂ければと思います

おことわり
＊不慣れでつたない翻訳となっております
＊大事な箇所は太字で下線をつけました
＊入院式の森田療法の説明です

題名：「沈黙の森田療法」
著者：コルサーク・オレグ先生（精神科医・心理療法士）

作者より：診察において、自分自身についてこのように話したがる患者が度々います。「生きるということがどういうことかわからくなった。あるいは、忘れてしまった。」彼らのために、私はこの論説を載せ引用を加えます。

本日は、皆様に東洋にある素晴らしい治療法をご紹介いたします。その治療法は、人間が失った力を回復し、緊張を緩め、自分自身が全くの健康であると感じられることを手助けするものです。

この治療法は、沈黙の森田療法といいます。考案者の森田正馬は、日本の精神科医です。彼は、20世紀初頭に東京慈恵会医科大学の精神医学教室長を務めました。

彼は、神経症の治療を専門としましたが既存の治療法に満足できず、より効果的な治療法の創設に取り組みました。その苦労の末、禅の哲学に基づく新たな治療体系が出来上がりました。

森田療法における段階

森田療法は4つの段階を辿り、段階ごとの手続きは一週間に亘ります。

第一期は、全てのものからの完全なる遮断の中でとり行われます。神経症の人は個室の鍵を閉められ、何事をも行う機会を取り上げられます。人と話すことや音楽を聴くことさえ禁止されます。読書や書き物も禁じられます。黙って横たわっていなくてはなりません。できることは、食事と、トイレで用を足すことです。

この方法は全て、人間が自らの内なる世界に耳を傾け、自分自身との調和に達することを目的に行われます。そして、その調和により人間は、日々の世間的な煩わしい心配事を生み出すことができなくなります。

第二期は、規則が少し緩められます。患者は寝床から起き上がることができ、庭に出て作業することができます。自分の部屋の簡単な掃除も許されます。また、自分の考えていることや自分の中に積もり積もった感情を書き出すための紙やノートが与えられます。ただし、まだ、人と会話をすることは禁じられます。

第三期は、作業療法です。沈黙の森田療法は、患者に向けて作業に懸命にしっかりと長時間取り組むよう指示を与えます。屋外での肉体労働は、患者の身体力と精神力を強化し、患者に自信と全能感覚をもたらします。この段階になると、患者から様々な恐怖や不安が消失します。

このような作業に注力する一週間で、患者は人生を生きるということに関する理解を大きく変えるようになります。この週を過ぎると、患者は肉体労働を恐れなくなり、働くことを欲するようになります。一日一日をただ単に生きながらえるのではなく、自分の時間をよく生きるために計画を立て始めます。本当の意味で生きたいという欲望が湧いてきます。今や、一瞬一瞬がそれ自体の価値や意義を持つようになります。


今回の記事ではここまでの紹介にしたいと思います
著者のコルサーク・オレグ先生には記事を引用させていただいたことを
ここでお許しいただきたくお願いいたします
（日本語で書いても意味がないと思いますが申し訳ございません）

さて沈黙の森田療法の意味ですがこれから残りの文章を翻訳して
その意味するところをつかんでいければと思います
もしつかめれば･･･（弱気）

今回の説明文の中で翻訳者兼森田療法家として強調したいことは
神経症とは人生を生きる意味を見失った状態をさすものであり
森田療法が生きる意味を見つけ出すための方法であるということです

それではまた続きを翻訳したら記事を書きたいと思います
この記事が皆様の森田療法の理解に役立てばいいなと思います
そして森田療法のカウンセリングを受けたい方はお声かけくださいね


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　河辺の花火の向こう側の青白く光るものは何ですか？　






　　　東京スカイツリーが見えるところで行われたそうです一同（笑）

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急に本格的に涼しくなりました
薄い長袖だと上に何かはおらないと寒くて風邪ひいちゃいそうです
皆様もお体を冷やさないようお気を付けくださいませ

さて前回記事ではロシア人医師が森田療法を紹介している文章を
無謀にも初学者の私めが翻訳したものを途中まで載せました
今回は続きを書いていきます

前回は入院森田療法第3期までの翻訳を書きました
今回は第4期と結びの翻訳を書いていきます
ロシア語翻訳初心者なので間違いがあったらご容赦くださいませ


森田療法における段階（続き）

第四期は、数週間にわたることがあります。この頃には、患者はそれまでの義務であった孤独を抜け出し、少しずつ通常の日常生活に戻らなくてはなりません。読書をすることや、医師や仲間の患者と会話することが奨励されます。ただし病気の話題だけは禁止です。

この段階の課題は、興味深いものです。患者は神経症のことで頭がいっぱいでありながら、仲間に自己紹介をしなくてはなりません。自分が何を愛し、何に価値を認めているかを見極めなくてはなりません。それを何日か考えることで、患者は、自分が愛するものや、価値を感じるもの、そして自分が思う長所を自覚し始めるのです。このようにして、生きることが価値のあるものになっていきます。

森田療法の治療的意義

数週間をかけて、患者は新しい世界の扉を開きます。それは、今までより一層色鮮やかで魅力的な素晴らしい世界です。また患者の態度には、禅寺の僧侶のような穏やかで落ち着いた優しさが現れてきます。

そして、焦燥感や不安感、不全感等の神経症症状が消失します。自分にとっての喜びやほほえみや笑い声を発見し、愛とは何かを理解し、花の香りにうっとりするようになります。

結論として、このように言えます。人間は、いつもの自分の状態を一時的に奪われ、そこにまた戻ってくると、自分のありのままの価値を以前よりはるかに優れたものとして認められるということです。

私たちに向けて

もしもあなたが何かの理由で人生の楽しみを突然失うことがあれば、あなたを取り巻く全てのものから時間の中に逃げることが必要です。2～3週間あれば十分です。

そして、できれば日本の森田博士のところへ行くといいでしょう。でもそれが無理なら、自分の身を情報が全くない環境に置いてください。電話を切り、コンピューターとテレビをやめ、音楽を消し、しばらく人と距離をとってください。

そして、最低限必要なことだけをしてください。横になって休んでください。もううんざりだと感じるまで。無性に皿洗いがしたい、とか、人に会いたい、と感じるまで。

その時が来て、普段の生活に戻ってみると、どれほどそれがありがたいものかということを感じることができるのです。

終わり

さてさてへたな翻訳をここまでお読みいただきありがとうございます
森田療法とはどんな治療法なのか日本語での情報は色々あります

そこに外国人の森田療法についての説明を読んでみることにより
新しく森田療法の魅力を発見できるかもしれません

今回ロシア人医師の森田療法紹介文を翻訳しての気づきとしては
４段階の治療構造の休むという特徴への注目の高さを感じました
生きる楽しみを休んで回復するという結びにそれが表れています

ツイッター等でも何にもしないでただ寝て過ごす時間の過ごし方を
森田療法だという文章を見るので休むことが注目されるようですね
森田療法家としては休む以外の意義も伝えていけたらと思います

ロシア語の翻訳で感じるのは英語の論理的文の組み立てに対して
ロシア語は物事の本質に注目し感覚的に文を組み立てるのかなと
なんてわかったふうに書きましたが全然ちがってたらごめんなさい

前回と今回の記事を合わせて森田療法がどんな治療法なのかが
読者の皆様にすこしでも伝わればいいなと思います


あずま通り心理相談室・上野の森クリニック・生活の発見会で
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　画像のおにぎりクックパッドで見たとか？　






　　　甘辛味の焼肉にマヨネーズを足すのがポイントでした一同（笑）