自分の悩みが　神経症だと知らずに　長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が　たくさんいます

あなたのお悩みと　「神経症」と　「森田療法」をつなぐ臨床心理士のブログです

３S（スリーエス）ハグハグ法別名　森田療法的行動法の記事や神経症克服に役立つ記事を載せています

３S（スリーエス）ハグハグ法別名　森田療法的行動法とは
神経症克服のための実践方法です
そのポイントは？

Sそのままで
（不安な気持ちはそのまま感じたまま）
Sそもそもにさかのぼり
（症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは　エネルギーの発揮だね）
Sすこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して　すこーしずつ手足の指を動かそう）

１ミリでも発揮のために動いたら　
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
最後にひとこと　「自分おつかれー！」

 

ど～も～　
森田療法推し（笑）で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士
もりりんですよ～　

今回の画像は今が旬のくだもの「マイいちごの水彩画」
勤務先の上野の森クリニックのミニ美術の時間に描きました
（ミニ美術について詳しくは上野の森クリニックHPをご覧ください）

まず試食用を一粒食べていちごの香りと味とつぶつぶ食感を体感
それからモデル用を一つ選びそれを見ながらマイいちごを描きました

実は水彩画を描くことには苦手意識がありまして・・・
なぜなら油絵みたいに重ね描きして直しが効かない一発勝負なので
思い通りにしたいコントロール欲求が強いわたしには緊張するんです

失敗して下手になったらいやだなぁて思うので苦手なのですよ
でもまあ偶然に身を任せるという体験も自分には必要かな
そう思って挑戦してみたでございますよ　

結果的に絵の仕上がりはまあわりと気に入ったかな？
このいちごを見ると食べた～い！ってなるからね（笑）
それに描く作業に没頭すること自体がやっぱり楽しかったです

8人くらいがそれぞれ描いたいちごの絵をクリニックに並べて飾ったら
全部のいちごの絵がかわいらしい赤いパワーを発してて感動しました
その様子は写真に撮ってクリニックHPで来週アップする予定です

さて今回の記事のタイトルは「好きな感じが自分にとっての正解」
いちごを描いた日の二つの出来事から考えたことを書いていきます

その１：いちごにハエが飛んで来て考えたこと
美術士さんがクリニックのテーブルにいちごを用意してまもなくのこと
毎年あったかくなると必ず現れる大きなハエがさっそく飛んできました

ハエはどこからかいちごの香りをかぎつけて飛んできたと思われます
ハエの本能つまり自然の働きが機能して
ハエに餌に近づくという適切な行動を起こさせていることがわかります

ハエが来て思ったことは人間にもあてはまることとして
自分に備わった自然の感覚にしたがって行動することが
自分にとって最適な環境をもたらすことにつながるということでした

その２：患者さんとの会話でその１と同様のことを考えたこと
ある患者さんが居場所にしている場所の印象について話されました
それを聞いてわたしも場所から感じるパワーは大切と同意しました

仕事とか習い事とかの場所に初めて行ってみたときに
それがある場所の町並みの雰囲気が気に入るかどうかって
そこが自分の居場所になるか判断する上で大事な要素だと思います

以前ある職場の面接に向かうときのこと駅から職場までの道のりが
わたしの感覚的に全くときめかない雰囲気で暗い気持になりました

申し訳ないと思いましたが面接に行く途中の道で辞退を連絡しました
応募する前に実際にその場所に足を運ぶことの必要性を学びました

今の職場全部に共通して商店街を通って通勤しているのですが
商店街が好きな自分にとっては
そこをきょろきょろしながら歩くことが大切な癒しになっています

自分がそこにいて快適かどうかって
自分の居場所を決める上でとても大切な判断材料になると思います

快適だと感じられる場所を選んでとりあえずそこを拠点にして
仕事なり習い事なりしてみると
自然に物事がいい方向に進み悩みの解決にも繋がっていきます

場所もですがもちろん人についても同様で
自分の感覚でこの人いいなと思う人に近づいて行動することが
物事がいい方向に展開していくことに繋がると思います

そう考えると自分の感覚をどれだけ自分が感じられるかが重要です
そこで思い出して欲しいのが我々悩みやすい人の鋭敏な感受性です

この鋭敏な感受性のせいで深く悩んで苦しくなることは確かだけど
この鋭敏な感受性をセンサーとして利用できることは我々の強みです

今悩んでいることたとえば対人恐怖とかパニック障害とか不安症状
その症状を消そうと思っていろいろ調べることは必要な段階ですが
予期不安というものはなくそうとしてもなくなるものではありません

症状や予期不安とがっぷり四つに組んでも勝ち目はありません
なのでまず自分の感覚を感じる力を育てることが先決だと思います

自分が心地いいと感じる感覚が自分を悩みの解消に導いてくれます
逆に嫌だという感覚も自分にとって正解を選ぶ際の材料になります

ではどうやって自分の感覚を感じる力を育てていけばいいでしょう？
どんな小さなことでもいいので
自分が好きなものを選ぶことからはじめてみるのがいいと思います

ちょっと興味あるアイスが新発売したら食べてみるのもいいでしょう
あーこんな感じの味ねと自分の感覚を味わってみることもいいでしょう

静かに深呼吸して自分の身体の感覚を感じてみることもおすすめです

今展望が見えなくてつらいけどなんとか現状を打開したい人にとって
今回の記事が少しでも参考になればいいなと思います


　いちごに飛んで来たハエはその後どうなったの？　



　美術士さんがラップをピチっとかけたらいなくなってくれたよ一同（笑）

 

自分の悩みが　神経症だと知らずに　長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が　たくさんいます

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そのポイントは？

Sそのままで
（不安な気持ちはそのまま感じたまま）
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（症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは　エネルギーの発揮だね）
Sすこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して　すこーしずつ手足の指を動かそう）

１ミリでも発揮のために動いたら　
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
最後にひとこと　「自分おつかれー！」

 

ど～も～　
森田療法推し（笑）で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士
もりりんですよ～　

新年度が始まって2週目ですがみなさまいかがお過ごしですか？
季節の変わり目で体調を崩している読者の方もいられるでしょうか？

カウンセリングに見える方の中にも年明けからずっと体調不良とか
2月に風邪をひいて以来調子が戻らずうつ状態で自由に動けないとか
お話される方がたびたびいられます

なので読者の皆様の中にもおそらく体調不良やうつ状態に
お悩みの方がかなりいられるのではないでしょうか？

思えばわたしもかつて春先はとても苦手な季節でした
実生活でもテレビ番組でも新年度で環境や顔ぶれががらりと変わり
その変化に適応できるかという不安感に毎年悩まされていました

なんたって折り紙つきの繊細な感受性の神経質性格ですからね～

でも今はその悩みも過去のことになってきているなぁと思えます
だいたいテレビはほぼ見ずネット番組でニュースを仕入れており
ネット番組は改編とか関係ないのでそれも一因ではありますが

でもそれよりなによりやはり日々のいろいろな経験の積み重ねが
環境の変化に対する柔軟性をつけてきているのではないかと感じます

最近ある相談者様が体調不良とうつ状態の3回目を再発し
こうたずねてこられました
はぁ…もう大丈夫と思ったのにこんなに繰り返すものなのでしょうか？

それに対するわたしの答えはこうでした

　はい繰り返します
繰り返しますが繰り返しを何度も経験してやがてわかるようになります
わたしも何度も繰り返してだんだんわかるようになりました

このわかるというのはなにがわかるのかというとつまり
体調というのは常に変化するものでいつも一定ということはありえない
自分という人間は超敏感タイプで体調に注意が向きやすい人間である

以上のことがわかるようになるということです
このことが経験的にわかるようになれば大きな再発はなくなります

ただそこでもうひとつやっかいな困る問題というのがありまして
体調不良のうつ状態は悲観的想像力ととても仲良しちゃん問題

あーあ…このままうつうつとしながら死んでいくのかなぁとか
このまま一人ぼっちで孤立してさみしい人生になるのかなぁとか
このまま幸せを味わえないでみじめなまま人生を終えるのかなぁとか

体調不良のうつ状態に気持ちがとらわれだすと
こういった悲観的な考えが際限なく気持ちを占拠してしまう問題です

もぉ～ほんとに体調不良のうつ状態は悲観的想像力と仲良しちゃん！

体調不良のうつ状態と悲観的想像力の仲良しちゃんは
お手手つないでどんどんもりあがって悲観祭りを繰り広げてしまいます
で気持ちがどんどん落ち込んでますます体調不良のうつ状態祭り

でもこの体調不良のうつ状態悲観祭りはやがて
頭の中の想像上のお祭りであることがわかるようになっていきます

想像上のお祭りであることがどのようにしてわかるようになるのか？
それはうえに書いたようにいろいろな経験をしてわかるようになります

わたしの場合を思い出すと

だるくて昼間も布団に寝て落ち込んで2週間ぐらいため息をついてふと
これって頭の中でだるいと思っているだけじゃないの？と気がついて
ためしに起きてこわごわ行動するうちにだんだんだるさが軽くなったり

どうしてもやらなくてはならない用事にこわごわ出かけて
それがきっかけでうつ状態から正気の状態に変化する経験をしました

このような経験を何度も何度も繰り返しながらわかるようになりました

体調不良になるとうつ状態になって悲観的想像力が際限なくひろがり
ますます体調不良とうつ状態ばかりに気持ちがはりついてしまうという
体調不良うつ状態悲観祭りは神経症の症状なんだということを

そして日々いろいろな経験を積み重ねていくことによって
このお祭りが想像上のお祭りであることにますます気がついて
環境の変化に対する柔軟性がついてきているのではないかと感じます

この体調不良うつ状態悲観祭りは精神的にとてもつらいので
ひとりではなかなかこの問題から抜けることは難しいものだと思います

そこでカウンセリングを継続的に受けてみることが効果的です
自助グループを行動の場として利用することもおすすめです

カウンセリングとか自助グループとかを利用してみようかと
思いながらまだ迷っている読者の方がいられるかもしれません

迷っている方にはとても勇気がいることかもしれませんが
カウンセリングの継続や自助グループの継続参加で
神経症がよくなるケースはたっくさんたっくさんあります

今体調不良やうつ状態がつらくて
一人で不安でどうにもならないで八方塞がりでいる方がいたら
ぜひ専門機関に相談するようにしてくださいね

今日の絵のテーマは七転び八起きです
わたしも何度も何度もうつ状態悲観祭りを繰り返し経験して
だんだんと人間理解や自分理解が進みつつあるところです

あいかわらずパンダのシャンシャンのかわいさに心は釘付けです（笑）


との絵文字はオリジナルですか？　



　　はいそうです今回とっさにつくったオリジナルです一同（笑）

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（不安な気持ちはそのまま感じたまま）
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（症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは　エネルギーの発揮だね）
Sすこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して　すこーしずつ手足の指を動かそう）

１ミリでも発揮のために動いたら　
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
最後にひとこと　「自分おつかれー！」

 

ど～も～　
森田療法推し（笑）で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士
もりりんですよ～　

みなさまいかがお過ごしですか？
私は公認心理師資格試験受験のための現任者講習会に出席中で
明日が最終日となります

毎朝5時起床12時就床が続いていてかなりハードな毎日です

というわけで講習会参加のため今週は相談室もクリニックもお休みで
ロシア語教室に通うのもお休みで
明日の集談会（神経症自助グループの毎月の勉強会）もお休みです

講習会の最寄り駅のコンビニでおいしそうなお菓子を見つけました
“濃い抹茶”のチョコレート菓子「アル●ォートプレミアム濃茶」です
（べつに伏字にしなくても笑）

今日の帰り道に買っておいたので
明日の講習会の休憩時間に食べようと思います
隣の受講生の方にも分けてあげたいと思います

新しくできる資格に挑戦してレベルアップを目指します
勉強は大変なのでちょっとでもお楽しみを入れなきゃね
というわけで今回のブログは近況報告で終わります


　おいしそうなチョコレートですね？　




　　　　今バッグの中にあって必死に食べるのを我慢しています一同（笑）

自分の悩みが　神経症だと知らずに　長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が　たくさんいます

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Sすこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して　すこーしずつ手足の指を動かそう）

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ど～も～　
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さて今回はタイトルのように2つのことを書いていきます
まずは本の紹介です
森田療法についてわかりやすく書いてある本が最近出版されました

この本の最後の方の外来森田療法が受けられる医療機関リスト上に
当ブログによく登場する「上野の森クリニック」も掲載されています
この本は治療の進め方など具体的で親切な内容なのでおすすめです

森田療法が目指すのは単なる適応ではなく自分の天命を生きること
なんていうとかえって森田療法がとっつきにくくなっちゃうのかしら？
いえいえそんなことはないピン！とくる方にはきっとくると思います

ということでご参考までにアマゾンのリンクを貼っておきます
（アマゾンで買うことを奨励するものではありません笑）

こころのクスリBOOKS よくわかる森田療法 心の自然治癒力を高める 1,598円 Amazon

もうひとつの話題は「ＰＴＡが運命の扉を開けた」です
新学期が始まり相談者様や自助グループの仲間の方たちの中に
この4月からＰＴＡ役員デビューをしたママたちが何人もいられました

なぜ「ＰＴＡが運命の扉を開けた」というタイトルかといいますと
わたしが小学校の役員になったとき仲間の方が図書館に誘ってくれて
そのときに森田療法の本と運命的に出会ったからです

当時神経症を発症して3年がたち心療内科での治療が一応一段落
でも乗物恐怖や不眠恐怖や疲労感恐怖や広場恐怖や対人恐怖など
まだまだ症状が苦しくて何事にも消極的な毎日を送っていました

結局薬を飲んでも効いているのかいないのか依然としてわからない
いったいこの不快ないろんな症状はいつになったら治るのだろう？
どうやったら元の症状がない自分にもどれるんだろう？という暗い日々

瞑想の本を読んで布団の上で瞑想のまねごとをしてみたり
新聞で見た演劇講座（悩む人向け）のパンフレットを送ってもらったり
セルフカウンセリングの通信講座なんかにも手を出していましたなぁ

とにかく治りたかったし苦しくてつらかったし元の自分に戻りたかった
でも症状が苦しくて何をするにも不安感が強くて自由に行動できず
大体家で家事をしてたった一人ぼっち孤独に悶々と過ごしていました

がしかし！図書館で運命的に出会った森田療法の本の中には
「症状は治さずに症状を持ったまま普通の人と同じことを何でもせよ」
そう書いてあるではありませんか

そんなことできんの？だってそんなの怖いじゃんともちろん思います
でもそれ以上にこのことばに直感的にこれを求めていたと感じました
症状は薬で治すようなものではないとずっとずっと感じていたからです

森田療法の本によれば症状は治す必要がないものである
なぜなら症状のような現象は人間誰にでも起きるものだからである
その現象を治そうとやりくりすることが神経症をつくっているのである

神経症に悩むような人は人一倍よりよく生きたい欲求が強い人である
そうであるがゆえに症状を異常視しなくす努力に走ってしまうのだが
その誤った態度ややりくりの努力が神経症を形成するのである

したがって神経症に悩む人は自分の欲求の強い素質を自覚して
症状をなくすために逃げる態度ややりくりする誤った努力はやめにして
健康な人間らしい生活を送る実践に努力することが正しく必要なのだ

そうすることで人間観が正され発展的に生きる姿勢が身につくのだ
神経症が治癒して神経質性格が陶冶され人格が成長できるのだ
神経質性格に生まれた運命に感謝できるまでに変われるのだ

まあざっとこのようなことを著者の石井丈三先生がお書きになっていて
このような説明にわたしは腹から納得しすぐ「生活の発見会」に入会し
森田療法にのっとった生活実践に取組み本来の自分に目覚めました

森田療法で神経症がよくなった人はそのあまりのうれしさによって
森田療法森田療法と言いたがるようなうざい感じが若干しています笑
でもあれ程苦しい症状から解放されたのだから無理ないのかなとも笑

森田療法が他の治療法ほどにはあまり知られていないことが
森田療法森田療法と連呼したくなる笑理由の一つでもあると思います

それはともかくとして笑
わたしは森田療法と出会ったおかげで神経症から回復し
今は神経症に悩む方たちに森田療法のカウンセリングを行っています

あのときＰＴＡ役員をいやいやながら仕方なく引き受けたことが
神経症のわたしを森田療法と出会わせてくれて
天命にしたがって生きる道を開いてくれることにつながりました

この春ＰＴＡに挑戦した神経症のママたちは口をそろえて
何かやらなきゃだめだと思ってやることにしたとおっしゃいます
このままじゃいやだという切羽詰った気持ちにしたがった素直な姿勢

この姿勢こそが人生の道を切り開くことにつながると確信します

ＰＴＡ活動に当てはまらない読者のみなさまは
自分の生活の分野で何かに当てはめて読んで考えてみてくださいね

具体的な実践方法については今回紹介した本を読んでみたり
森田療法のカウンセリングを受けたりして勉強してみてくださいね


　今日の画像の食べ物はいったいなんでしょうか？　




　　　最近はまって作り置きしてる焼き丸干イワシの酢漬けです一同（笑）