ペイントで図を描きました

神経症　さまざまな症状がありますが

素質　×　きっかけ　×　思いこみ　の三拍子が揃ったときに　バーン！！！って発症しちゃいま～す

わたしの場合　症状は　不眠恐怖　対人緊張　乗物恐怖　会食恐怖　胃腸の不調
あたりが代表格でしたかね

発症した当時は　神経症の知識ゼロ～♪　でしたから　そりゃもう　大パニック
一番つらかった時は　つらさから逃れるために　死にたい！って思い詰めてしまった位

それから３年後　図書館で森田療法の本に出会い　やっと自分が神経症だと知りましたなんで　精神科の先生は教えてくれなかったのかしら…　今でも疑問…

それはともかく　森田療法を知って神経症にどうしてなるか　を理解してからグンと気が楽になりましたこれで　きっと治るって　展望が開けました

素質　については　そうだったのね～　ワタシって神経質性格だったんだ～！！　全くもって意外でした

きっかけについては　確かに困難な状況だったわ～　窮地に追い込まれてパニクっていたな～

思い込み　については　これがなかなか　自分では自覚できていなかったな～

ワタシの思い込み　って

常に人と仲良くしなくてはならない　とか

いつも人を笑わせなくてはならない　とか

いつも健康体でいなくてはならない　とか

いつもきちんとしていなくてはならない　とか

ずいぶんと　自分に　非現実的な要求を課していました

生身の人間なんだから　そんなに常にロボットみたいに　いつも思い通りにいられないのにね

ということで　神経症が治るには　思い込み　の部分を修正していくための行動・実践が必要
 

乗物恐怖でも　必要なら電車に乗る

不眠恐怖で　眠れても眠れなくても　予定通りのスケジュールをこなす　等々

症状が不安で怖くても　怖いままで　普通の人と同じことをやるのです

そのうちに　人間なら調子悪い時もあるし　いい時もあるって　体験をもとに納得できるようになります

ロボットのような非現実的な生き方・考え方から

自然な　人間らしい生き方・考え方へのシフトチェンジ！が起きていきます

思い込み　が　修正されていきます

その結果　もう　素質　×　きっかけ　×　思い込み　の三拍子は揃わなくなり

神経症は再発しなくなります

自分のやりたいことに　チャレンジできるようになっていきます

先日　風邪の病み上がりで　ひさしぶりに美容院で髪をカットしてもらい　スッキリ！

そのとき　初めて見る若い男性スタッフさんが出迎えてくれました

わりとイケメンで　ちょっと　胸がトキメキます　(笑)

その日　カットの前のシャンプーを担当してくれたのが　そのイケメン君

ちょっと　ドキドキ…

シャンプー椅子に座り　顔に布がかけられ　イケメン君がお湯を準備

そして　いよいよイケメン君が　私の髪を洗い始めます

緊張で　胸がドキドキして　呼吸が早くなってくることに気がつきます

布の下で息している鼻と口が　ちょっと　苦しくなってくる



神経症になる前は　美容院でシャンプーしてもらうことが　

気持ちよくて　ぜいたくな気分になれて　大好きでした

でも　神経症になってから　顔に布がかかると　呼吸が苦しくなる感じがして

パニック発作を起こしそうになり　すっかり苦手になってしまいました



今回の状況で　息がすこし苦しくなったとき

パニック発作を恐れていた記憶がよみがえり

ちょっと　怖い気持ちが起きました

でも　結果的に　最後まで　気持ちよく　シャンプーをしてもらい終わりました



神経症の頃と今回と　どこが違うかというと

前回の記事の思い込み　の部分が修正されて　自分の性格特徴、身体の状態、

おかれている状況、などの　事実をありのままに認めることができているから


思い込み　だったときは　

美容院でシャンプーしてもらったら　いつもどんな時も気持ちがいいはず　（←　思い込み　）

なのに苦しくなってしまう　（←　現実　）なんて異常でおかしい！！

と　理想（思い込み）と現実（苦しい）との考え方の矛盾が　パニックを起こす要因になっていました


でも今は　美容院で初めてのイケメン君にシャンプーしてもらったら

イケメン君によく思われたくて(笑)

緊張して胸がドキドキする　というのが自分なのだ　しかも　病み上がりで不安になりやすい

という現実が認識できていて　考え方のどこにも矛盾が存在しないので

パニックを起こす要因がなく　パニックが起きようにも起きない　という訳です



イケメン君によく思われたい(笑)　にかぎらず

対人緊張症の人は　

人からよく思われたい気持ちが人一倍強いもの

人と純粋な気持ちで交流を持ちたいという思いが人一倍強いもの

人に緊張するのは　人が苦手だからではなく

人に悪く思われたくない！！という気持ちが人一倍強いから


もし　人と関わることに関心が薄く　どうでもいいと思っているなら

人にどう思われても構わないわけで　対人緊張症にはなりません


自分はホントは人が好きで人ともっと関わりたい気持ちが強い！

だからこそ　人に対して緊張してしまうのだ　それが自分なのだ

そのことが認識できていれば　

人の前で緊張しても　パニックを起こしても

頭が真っ白になっても　顔が真っ赤になっても

どうにも仕方のないこと



それが原因で　

人と関わることを避けてしまえば

神経症の悪循環でますます人が苦手になり

ホントは人と関わりたい気持ちを叶えてあげるために

自分のために行動をおこせば

人と関わる分だけ　人に慣れていくということになります


対人緊張症は治らなくても　人と関わりたい気持ちをあきらめることは全然ありません

今朝（土曜日の朝）は久々にアラームの音で目覚めました

あ　昨日は眠れたんだ…　ホッ

その前の晩（木曜日の夜）は　スッと眠れた　と思ったら　目が覚めてしまい　それから　なかなか眠れない

そのまま明け方になって　うとうとしてアラームを消す　で起床

夜中は何時に目が覚めたのか　余計眠れなくなるのがこわいので　時計は見なかった

その前の晩（水曜日の夜）は　なかなか寝られなかった

 

いつまでたっても頭が冴えたまま　寝がえりをうっては　ため息のくりかえし
やばい　外が明るくなってきた…　やだなぁ…
なんともいえない不安感　胸がモヤモヤするなかついにアラームが鳴ってしまいます
あーあ　とうとうほとんど寝られなかったや…

というここ数日の睡眠状況　
ホント　不眠って　苦しい　嫌だ

でも　神経症の不眠症っていうのは　不眠恐怖だってわかっているから　
治そうとはしません　

不眠症のからくりがわかっているから　眠りは自然にまかせるしかないので　
それ以上　不眠とたたかいません


水曜日の夜の状況を振り返ると　翌日　大事な面接が控えていました
だから　緊張して　神経がたかぶっていたのです
明日の面接　うまくいくかなぁ　絶対　上手くいってほしい！
切羽詰まった心境でいたのでした


木曜日の夜の状況を振り返ると　
面接が終わったあとほっとして　今夜こそ眠れるだろう　と思いきや
面接の緊張と興奮が残っているのか　眠りが浅かったみたい
翌日の金曜日に大事な人と会う用事が控えていたので
緊張やぐっすり眠っておきたい気持ちもありました


「神経症を治すには」　の記事（2016年2月11日）に書いたように
素質　×　きっかけ　×　思い込み　が神経症になるからくりです

ここ数日の不眠の原因は　上に書いたように　
面接という大事なイベントにともなう強い緊張があったことです

しかし　不眠症にならないですんでいるのは

素質については
自分は緊張しやすく人一倍強い感受性の持ち主で
安心して生活したい欲求が人一倍強く
ガラスのはぁとの持ち主で強欲（笑）という事実を認識しているから

きっかけについては
面接という　大きな緊張を伴うイベントがあるという事実があるから

思い込みについては
人間なら　状況や体調などにより　常にぐっすり眠れるということはない
という事実を認識しているから　（つまり思い込みが修正されているから）

以上の３要因により
不眠になってしまう説明に矛盾がないため
不眠は嫌だけど　しょうがないなぁ～　とあきらめざるをえず
その結果として不眠症にならないですんでいるのです

反対に　不眠症になってしまうのは
素質　×　きっかけ　×　思い込み　がそろってしまうときです
（くわしくは　2月11日の記事「神経症を治すには」を参照してください）

自分はどんな状況でもグーグーと高イビキで眠れるようなキャラじゃない
ってことがちゃーんと認識できているかどうかが

不眠を　人間らしい一時的な反応ととらえて自然に任せておけるか
不眠を　深刻な悩みとして不眠症にしてしまうのか
その分かれ道になるのです

今が旬のめきゃべつくんたちが　
暗い夜　眠れなくて身を寄せ合って過ごしているみたいで（笑）
めきゃべつの油絵を載せてみました