臨床心理士・公認心理師の資格を持つ女性カウンセラーが、森田療法の考え方を用いてオンラインカウンセリングを行います。

森田療法オンラインカウンセリング

あずま通り心理相談室が閉室し「森田療法オンラインカウンセリング」に名称が変わりました。
Zoomミーティングというソフトウェアを使用してオンライン心理相談を行います。電話による相談も行います。
日本中、世界中どこからでもオンライン面談で森田療法のカウンセリングが受けられます。

開業時間:10:00~11:50/14:00~20:30 / 火・金・月1回土曜(午前)開業 / 開業日のページをご確認下さい。
※上記以外の時間帯・曜日も可能な限りご相談に応じます。

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2019年9月のブログ

2019年  9月 7日

がんばれ!臨機応変に努力する京浜急行

森田療法とはどんな治療法でしょうか?この動画に5分間で描かれています。

      社交不安の女性の表情が豊かになっていく様子が素敵です

 

がんばれ京急!

自分の悩みが 神経症だと知らずに 長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が たくさんいます


あなたのお悩みと 「神経症」と 「森田療法」をつなぐ臨床心理士のブログです

3S(スリーエス)ハグハグ法別名 森田療法的行動法の記事や神経症克服に役立つ記事を載せています

3S(スリーエス)ハグハグ法別名 森田療法的行動法とは
神経症克服のための実践方法です
そのポイントは?

Sそのままで
(不安な気持ちはそのまま感じたまま)そのまま
Sそもそもにさかのぼり
(症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは エネルギーの発揮だね)チューリップ赤
Sすこしずつ
(コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して すこーしずつ手足の指を動かそう)あし


1ミリでも発揮のために動いたら 
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげようラブラブ
最後にひとこと 「自分おつかれー!」合格


 

ど~も~ 
森田療法推し(笑)で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士
もりりんですよ~

さっそくですが読者の皆様に質問です
皆様には一番のお気に入りの電車ってありますか?

筆者は毎月一回勉強会で横浜に通っています
森田療法を学びながらお互いの成長を支えあう自助グループです
(本部は生活の発見会という全国組織の自助グループ)

その勉強会に通うのに一番のお気に入りの電車を利用しています
その電車とは東京湾沿いの工業地や商業地や住宅地の間を
猛スピードで走り抜ける赤い車体が愛くるしい京浜急行です

筆者はかつてパニックを恐れて電車が苦手な時期がありました
その乗物恐怖の症状をキャラクター化したのが「のりー」です

予期不安がとてもつらくて生活も不便になってしまう乗物恐怖
でも必ずよくなるよと希望を持ってほしくて「のりー」を考えました
この「のりー」は京浜急行の赤いコロンとした車体がモデルです

ところがその愛する京浜急行に先日衝突事故が起きてしまいました
踏切りで立ち往生したトラックに特急電車のブレーキが間に合わず…
トラック運転手は亡くなり33人の乗客がけがをされてしまいました

ニュース画像には特急三崎口行きの先頭車両が大きく傾いている姿
窓にはたくさんのひびが入ってしまって痛そうで可哀想でたまらない
つらすぎてしばらくは詳しい情報に近づくことができませんでした

この事故で亡くなられたトラック運転手さんのご冥福をお祈りし
お怪我をされた乗客の方々や復旧にあたる京浜急行電鉄の皆様の
心身のご回復を心よりお見舞い申し上げます

京浜急行の鉄道事業に対する情熱は運行ぶりやサービスぶりから
われわれ利用者にひしひしと伝わってくるものがあります

よし自分もがんばろう!京急に乗ると自然にそんな気持ちになれます
自分おつかれさま!庶民の利用客の暖かさに自然にいやされます

日頃から強い責任感と強い誇りを持って事業に取り組まれているので
今回の事故は会社にとって大きな衝撃となっていることでしょう

けれども日頃の企業努力は事故被害を最小限に食い止めました
最大限の復旧努力の結果最短時間での運行復旧に向かっています
このつらい事故を踏切事故再発防止策に役立てていただきたい

京浜急行の企業文化は「鉄道運行の基本は人間の五感」だそうです
「京急が遅れないワケ」(日本経済新聞)の記事もご参照ください)

大手鉄道会社の運行管理が自動システムの中 京急は手作業運行で
「各担当者が鉄道の仕組みを理解しているから臨機応変に動ける」と
このトラブルへの取り組み姿勢は同業他社の学びにもなっています

「鉄道の仕組みを理解しているから臨機応変に動ける」
これって人間の本来の性質を理解し自覚すれば臨機応変に動ける
という森田療法の考え方とまるっきり合致しています

企業を構成する人間たちがこのような正しい人間観をもっていれば
これからの社会も発展していくことができるという希望が持てます
正しい人間観を持つことは健全な社会を作る基盤になると思います

ちなみに筆者が昔描いた京浜急行の絵
 ファソラシドレミファソー♪の発車音もツボ 笑

今回は筆者が一番好きな電車京浜急行の踏切事故のお見舞いと
京浜急行電鉄の企業文化が森田療法的であり企業人にも正しい
人間観があれば社会に希望がもてると思うということを書きました

この記事が不安や生き方に悩む方のヒントになればいいなと思います

あずま通り心理相談室・上野の森クリニック・生活の発見会で
不安にお悩みの方の心理的な支援活動を行っています
お気軽にご相談ください!


音譜音譜 京急の魅力は車体と発車音以外はどんなですか?音譜音譜

 

のりー2あがりんこパニくんかくさんシーセン2うっつー2きょうちゃんふうみん2ふあんぼうシャーコフ2ざっつーかいしょくん

 

  普通料金で新幹線並みのスピード感が味わえることです一同(笑)

 


 

2019年  9月 15日

読んでよかった!「草土記」ツボその1

森田療法とはどんな治療法でしょうか?この動画に5分間で描かれています。

      社交不安の女性の表情が豊かになっていく様子が素敵です

 

草土記を読みました

自分の悩みが 神経症だと知らずに 長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が たくさんいます


あなたのお悩みと 「神経症」と 「森田療法」をつなぐ臨床心理士のブログです

3S(スリーエス)ハグハグ法別名 森田療法的行動法の記事や神経症克服に役立つ記事を載せています

3S(スリーエス)ハグハグ法別名 森田療法的行動法とは
神経症克服のための実践方法です
そのポイントは?

Sそのままで
(不安な気持ちはそのまま感じたまま)そのまま
Sそもそもにさかのぼり
(症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは エネルギーの発揮だね)チューリップ赤
Sすこしずつ
(コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して すこーしずつ手足の指を動かそう)あし


1ミリでも発揮のために動いたら 
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげようラブラブ
最後にひとこと 「自分おつかれー!」合格


 

ど~も~ 
森田療法推し(笑)で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士
もりりんですよ~

9月9日の台風15号で被災された皆様にお見舞いを申し上げます
心身や生活の痛手がだんだんに改善されますようお祈りいたします

さて先日「草土記」という本を読みました
「生きる」ということについて大変勉強になったすばらしい本でした
そこで当ブログで何回かに分けてよさをわかちあいたいと思います

「草土記」は今から68年前の昭和26年に発行されました
著者水谷啓二先生は森田正馬博士の治療で神経症から立ち直り
学生~兵隊~記者生活を経て森田療法継承に生涯を捧げた方です

(水谷先生の長女であられる比嘉千賀先生には日本森田療法学会や生活の発見会で筆者はいつも暖かくご指導をいただいています)

水谷先生は戦地から帰国し世の有り様を見て生き方を考え込みました
そのとき思い出したのが河原さんという額縁商の知人の方の顔でした
あのいつも元気でなごやかな人はどんなふうに生きているのだろう?

会いにたずねて行くと額縁店「草土舎」は活気にあふれていました
河原さんの温かい人柄や商売の秘密について知りたくなりました

日曜ごとに河原さんの草土舎をたずね体験談を楽しく聞いていき
感銘を受けました「ここに大地にしっかと根をおろした人生がある!」
そこで一額縁商の生活記録として「草土記」という本にまとめました

以上が「草土記」が書かれた背景です
主人公は河原宗次郎さんという額縁画材料店を営む男性です

今回のブログではツボその1として次のことを書きたいと思います
「草土記」ツボその1
いいなと感じる人のそばにいってみることが気づきにつながっていく

このことはこれまでも当ブログ記事の中で書いてきたことがあります
神経症で悩んでいて自分ひとりで悶々として自己否定的になる
そういう状態になってしまうことが読者の皆様にもあるかもしれません

神経症の苦しみというのは本来の自分を生きたいという心の現れです
ですから神経症の苦しみはとてもとても大切な貴重な体験です
ひたむきに取り組む姿勢が必要な人生最大の研究課題だといえます

ひたむきにというと苦行のようなイメージをもってしまうかもしれません
そのときの自分なりのベストを尽くすといい替えてもいいと思います
むずかしいことを無理してでもやるべきというのでは決してありません

神経症がどうにも苦しくて無力感にさいなまれてしまうそんなとき
そんなときの自分にできるベストとはどんなことが考えられるでしょうか

「草土記」の著者水谷啓二先生は生きていくことを迫られていたとき
河原さんの元気でおだやかな顔を思い出しました
窮すれば通ずということばの通りのことが起きたのではないでしょうか

心の奥のほうで本来の自分を生きたいという願いがあって
その願いとは明るくおだやかに生きたいという意味のことであるから
記憶の中から河原さんの存在が浮かんできたのではないでしょうか

(河原さんと水谷先生は森田正馬先生の元患者つながりです)

そこで河原さんに会いにいき河原さんの魅力にひきつけられるままに
河原さんの生き方を研究して行くうちに水谷先生も気づかれました
「草土記」の最後に「生きる」とはについての結論を読むことができます

結論についてはこれから先の記事で書くことにして
今回の記事では生き方に行きづまったときの知恵のひとつとして
いいなと感じる人のそばにいってみることが気づきにつながっていく

そのことについて書きました

私自身行きづまっていたときにこの人いいなと思った人についていき
その出会いによって紆余曲折を余儀なくされることもあったけれども

大きな流れとして見てみればそれらの人々との出会いによって
人生をよく生きる方向に導びかれていることを感じています

いま現に知り合いに存在していなくても
いいなと感じる人の本や文章や歌にふれることも
人に会うのと同様の価値がある場合もあると思います

「草土記」のツボその1
いかがだったでしょうか?
この記事が不安や生き方に悩む方のヒントになればいいなと思います

あずま通り心理相談室・上野の森クリニック・生活の発見会で
不安にお悩みの方の心理的な支援活動を行っています
お気軽にご相談ください!



音譜音譜 「草土記」の画像からしてかなり古い本のようですが?音譜音譜

 

のりー2あがりんこパニくんかくさんシーセン2うっつー2きょうちゃんふうみん2ふあんぼうシャーコフ2ざっつーかいしょくん

 

 ネットオークションで買いましたが紙が茶色くなってました一同(笑)

 


 

2019年  9月 27日

読んでよかった!「草土記」ツボその2

森田療法とはどんな治療法でしょうか?この動画に5分間で描かれています。

      社交不安の女性の表情が豊かになっていく様子が素敵です

 

草土記を読みました

自分の悩みが 神経症だと知らずに 長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が たくさんいます


あなたのお悩みと 「神経症」と 「森田療法」をつなぐ臨床心理士のブログです

3S(スリーエス)ハグハグ法別名 森田療法的行動法の記事や神経症克服に役立つ記事を載せています

3S(スリーエス)ハグハグ法別名 森田療法的行動法とは
神経症克服のための実践方法です
そのポイントは?

Sそのままで
(不安な気持ちはそのまま感じたまま)そのまま
Sそもそもにさかのぼり
(症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは エネルギーの発揮だね)チューリップ赤
Sすこしずつ
(コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して すこーしずつ手足の指を動かそう)あし


1ミリでも発揮のために動いたら 
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげようラブラブ
最後にひとこと 「自分おつかれー!」合格


 

ど~も~ 
森田療法推し(笑)で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士
もりりんですよ~

やっと涼しくなってきましたけどまだまだ暑いですねー
「暑さ寒さも彼岸まで」っていうことばが近年通用しなくなってます
とはいえスーパーの店頭にりんごやみかんが並び始めました

さて「草土記」は「生きる」ことについて勉強できたすばらしい本でした
今回も読んでよかったことをわかちあいたいと思います

前回の記事では「ツボその1」として次の内容を書きました
生き方に行きづまったときの知恵のひとつとして
いいなと感じる人のそばにいってみることが気づきにつながっていく

今回の「ツボその2」では本が人生を救うことがあることを書きます
あ!もう結論を書いちゃったけど(笑)もう少しくわしく書きます

本が人生を救うということはそれほど珍しくないのかもしれません
本が好きで本から人生を学ぶ習慣がある人にとっては…
ただ私の場合幼少期からあまり本が好きではなかったのです

そういう自分なので本で人生が救われたことが自分でも意外に思え
わざわざ伝えたくなってしまうのかなと思います

さらに今回「草土記」を読んでさらにそれを伝えたいと思いました
なぜなら主人公の河原さんも神経症の最中にたまたま読んだ本で
森田療法の存在を知り治療を受け前以上に元気になれたからです

ここで「草土記」の主人公が本と出会うまでのあらすじを紹介します

「草土記」の舞台は大正から昭和にかけての東京です
主人公河原さんは広島に生まれ家の方針で15歳で商人になりました
19で呉服店を持ち21で結婚しますが大恐慌のあおりで店は潰れます

その後反物の柄を描いて注文を取るなどして生活をつなぎ24で上京
営業職につくも病気や失業にあい妻の稼ぎで生計を立てていました
ある日求人広告で将来生業となる額縁販売業と出会うことになります

やがて販売が順調になったかと思うと競争相手に負けてしまいます
ぼんやりした商人の自分は抜目ない相手に負けてしまうのは当たり前
自分には額縁製造の知識がないことが敗因だと思い至ります

そこで額縁製造を思い立ち見よう見まねで作った作品を売り出します
結局素人作品は失敗しますが改良努力の末売れる商品が完成します
さらに義弟の力も借りて製造が本格化すると小売に乗り出そうと決意

そしてついに上京6年後の30歳で神田に自分の店を持つに至りました
店は徐々に安定しましたが経営の苦労は次々と生まれてくるものです
河原さんは先々を考えると心細くなり心の修養に傾倒していきます

心の修養の中で托鉢者として生きる道も考えますが妻は反対でした
そのとき降ってきたのが頼りきってきた義弟の独立問題でした
店の片腕の義弟と3人の職人が大阪で開店するために店を去りました

河原さんは徹底的にたたきのめされてしまい気力をなくしていきます
それでも義弟の開店を手伝うのですが憂鬱はひどくなっていきます
医者から神経衰弱と診断され安静をすすめられ部屋にひきこもります

すると世の中で自分だけがぶらぶらしていることが不甲斐なくなります
小さいときから少しは苦労をしてきた自分なのに何というざまであるか
自分が生きていることが世間に対して罪をおかしていると思うのです

せっぱつまった河原さんは憂鬱症を治そうとしていろいろと試しました
しかし治そうとすればするほど深みに落ち込んでいくのでした

ある日妻に連れ出された河原さんは書店で本を立ち読みしていました
倉田百三作「神経質者の天国」という本でした
倉田氏の不眠症や強迫観念は自分の苦しみとよく似ていました

うれしくなり買って帰り読んでいくと倉田氏が救われたのは
森田式精神療法というものであることがわかりました
親切にも森田博士の住所まで紹介してありました

若い頃倉田氏の「出家とその弟子」で感動した河原さん
自分の神経衰弱の苦しみも森田式精神療法で治るかもしれない!
希望を持った河原さんは妻と一緒に森田博士をたずねました

あらすじの紹介は今回の記事ではここまでにしておきます

倉田氏によるたくみな手にとるような強迫観念の苦しみの描き方は
河原さんに同じ苦しみをわかちあえる仲間がいることをつたえました

私の場合人に誘われて行った図書館で偶然森田療法に出会いました
「ノイローゼが治る生き方考え方」(石井丈三著)という本の中には
自分と同じ苦しみを自助グループで克服した体験談が載っていました

一冊の本で自分が神経症だと知り仲間がいて治る希望がもてました
本は一つの題材をまるごと扱っているので深く勉強することができます

新聞記事や雑誌やネット記事でも情報を得ることができますが
やはり本からが森田療法や神経症の全貌を勉強しやすいと思います
まさにこの「草土記」で私も「生きる」ことの勉強がさらにすすみました

ということで神経症にお悩みの読者の皆様の中にも
もしかすると読書があまり好きではない方がいられるかもしれませんが
ネット等で目についた森田療法の本を読んでみることをおすすめします

「草土記」のツボその2
いかがだったでしょうか?
この記事が不安や生き方に悩む方のヒントになればいいなと思います

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音譜音譜 河原さんも若い頃「出家とその弟子」に感動したそうで!音譜音譜

 

のりー2あがりんこパニくんかくさんシーセン2うっつー2きょうちゃんふうみん2ふあんぼうシャーコフ2ざっつーかいしょくん

 

 そこまで自分とおんなじなことにあたしゃ仰天しましたよ一同(笑)

 


 

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