自分の悩みが　神経症だと知らずに　長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が　たくさんいます

あなたのお悩みと　「神経症」と　「森田療法」をつなぐ臨床心理士のブログです

３S（スリーエス）ハグハグ法別名　森田療法的行動法の記事や神経症克服に役立つ記事を載せています

３S（スリーエス）ハグハグ法別名　森田療法的行動法とは
神経症克服のための実践方法です
そのポイントは？

Sそのままで
（不安な気持ちはそのまま感じたまま）
Sそもそもにさかのぼり
（症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは　エネルギーの発揮だね）
Sすこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して　すこーしずつ手足の指を動かそう）

１ミリでも発揮のために動いたら　
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
最後にひとこと　「自分おつかれー！」


ど～も～！
森田療法推し（笑）で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士もりりんですよ～
シャンシャン好きで臨シャンシャン理士もやってま～す

新年度が始まって二週目です
このところ毎日のように大風が吹く南関東地方です
皆様はいかがお過ごしですか？

今回の画像は甘くておいしい春トマト
この一か月ぐらい毎日のように切ってお塩をかけて春を味わってます
お店の地場野菜売場に並ぶまでの関係者の皆様ありがとうございます

さて今回のタイトルは「森田療法オタクが感動した森田療法の本」
「神経症の時代～わが内なる森田正馬」渡辺利夫著（ＴＢＳブリタニカ）
自助グループのお仲間が貸して下さって読んでみて大変感動しました

1996年発行なので偶然にも筆者が自助グループに入会した年の本
本の名前は知っていましたが入会27年目にようやく読むに至りました
お恥ずかしながら必要に迫られないと読書しない不勉強者なもので汗

しかしこの本は自分でも購入して手元に置いておきたいと思いました
森田正馬先生が神経症の本質を教え諭してくださったのと同じように
渡辺利夫先生が森田療法の本質を教え諭してくださっているからです

神経症の苦しみというものは体験した人にしか理解できないものです
不安症状自体が苦しいし自分だけが異常と考えることも苦しいのです

森田先生にも渡辺先生にも神経症の苦悩の体験者故の愛を感じます
世の神経症に苦しむ人を何とかして救いたいという優しさを感じます

治療者も患者も立場は違えど神経質性格の仲間同士という絆の感覚
この絆でつながっている感覚がどれだけ苦悩を救ってくれてることか！
反省し過ぎる神経質者に向けて森田療法はそのまま行けと励まします

そのまま行けという励ましはどれだけ我々を勇気づけてくれるでしょう
だって我々神経質者はこの自分はよくないと常に怯えて前進しずらい
でも森田先生はそのまま行けといい渡辺先生も森田先生を推している

渡辺先生はこの本の中で二人の森田療法推しの人物を挙げています
作家倉田百三(1891～1943)と精神科医岩井寛(1931～1986)の両先生
彼等神経質者の森田療法による回復と人生の全う物語が描かれます

描かれますと簡単に言いますがその描き方の表現力がすご過ぎます
神経症者の心の在り様をこれでもかという位克明に書き表しています

そう！森田先生も渡辺先生も倉田先生も岩井先生も純粋で一生懸命
純粋に一生懸命にとことん悩みその自分で生ききる姿が読者を励ます
自分と同じ気質の先輩みたいに自分も生を全うできると希望がもてる

森田正馬先生に感謝の気持ちを伝えたいです
森田療法を創ってくださって本当にありがとうございます

私は自分もそうだし自助グループの神経症仲間の皆さんもそうだし
日々臨床で出会う神経症の多くの皆さんも森田療法に救われています

森田療法の神経症の理解法と治療技法は言うまでもありませんが
私にとって森田療法の最大の魅力であり強みだと考えるのは人間愛
人間の精神機能を正しく知って人生を精一杯生きようよという愛の心

以下「神経症の時代」からの引用です
「森田療法の核心は、死の恐怖とはすなわち生の欲望の反面であることを症者にありありと認めさせ、そうして生の欲望に素直に身を任せて人生を送るという態度にめざめさせることにある。」

これからも一人でも多くの神経症に悩む方々に森田療法を伝えたい
そして森田療法の知恵で人生を全うできるように励ましたいです
その一環として今回は「神経症の時代」の本を皆様にご紹介しました


令和4年12月1日からZoomミーティングというソフトウェアを使用して
オンライン心理相談と電話による心理相談を行っております

相談室名は「森田療法オンラインカウンセリング」です
カウンセリング料金は従来よりご利用になりやすい設定といたしました

初回90分5,500円・2回目以降50分5,500円・日記療法1週間分5,500円
となっておりまして開業日等詳細はホームページをご参照くださいませ

引き続き森田療法の考えを用いつつお悩み解決をお手伝いいたします
お悩みを根本から解決し自由に充実した人生を送れるようになりましょう

森田療法オンラインカウンセリング・上野の森クリニック・生活の発見会で
不安にお悩みの方の心理的な支援活動を行っています
お気軽にご相談ください！

今回の記事がお悩みに苦しんでいてよくなりたい方にとって
少しでも参考になったならうれしく思います

　トマトはどのように切りますか？　





　前はくし形でしたが今は縦にスライスするのが好きです一同(笑)

自分の悩みが　神経症だと知らずに　長い間治らなくてひとり苦しんでいる人が　たくさんいます

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Sすこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して　すこーしずつ手足の指を動かそう）

１ミリでも発揮のために動いたら　
そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
最後にひとこと　「自分おつかれー！」


ど～も～！
森田療法推し（笑）で引き続きロシア語を勉強中の臨床心理士もりりんですよ～
シャンシャン好きで臨シャンシャン理士もやってま～す
 

ゴールデンウィーク真っ最中ですね
皆様はどのようにお過ごしですか？

毎年繰り返しこの時期の記事に書いているのですが
私は昔からゴールデンウィーク恐怖症でした
世間並みに楽しい予定がなくて落ち込むことを恐怖に感じる症状です

その症状がこの数年でだいぶうすらいできたな～と感じています
ゴールデンウィークは何か楽しい予定があるべきだという「べき思考」
そのべき思考が今は“どのように過ごそうが問題ない”に変わりました

ところで上の画像は「カレイの煮つけ」
この前夜仕事帰りにスーパーで半額になったカレイを煮付けにしたら
あまりにもおいしくてこのところ半額を狙って立て続けに作っています

それはさておき今回の記事は「森田療法の実践の場の自助グループ」

不安症パニック症強迫症等の治療法の一つが森田療法です
森田療法の治療で重要なことは症状があっても必要な行動をすること
治療の主眼は症状を取り去ることでなく必要な行動を行うことです

症状があって不安だからと必要な行動を避けると症状は悪化します
症状があってもびくびく行動して成功体験を重ねると症状は軽快します
森田療法の実践とは症状があってもびくびく行動することをいいます

下記に森田正馬全集第五巻から森田正馬先生のことばを引用します
その目的は森田療法が実践を重んじるという事をお伝えするためです

森田先生の元患者さん等が先生にもっと指導を受けたいと希望して
森田先生を招いて「形外会」という集いを1929年～1936年に開きました

ここで引用することばは形外会での森田先生と元患者のやりとりです
元患者は香取さん（1936年当時50代）で不眠と動悸で悩んだ方です
（引用を一部要約してあります）

香取さん「初め私が不眠症に悩んだのは脳の医者の○○という博士が書いた雑誌記事で『不眠になると脳の目方がしだいに減じ、犬などは不眠が五日も続くと死ぬ』という事を読み、非常に心配するようになったからです。」「不眠の治療のためにはあらゆる事をやった。散歩が良いと聞いて毎日海岸をいったりきたりした。しかしすべての方法にもかかわらず不眠はますます悪くなるばかりであった。」「七年目に初めて、先生の本を人から知らされ、これを全部読まぬうちに不眠は直ちに治った。それ以来、我々は眠らなくともよいという事を知った。ただ眠らなくともよいという事のみで一度に治った。」「そのほか、発作性神経症（パニック症）があって、（激しい片頭痛発作が汽車の中で起きると）今までならば早速下車して寝たものだが、命にかかわらぬというからさしつかえはないだろうと、そのまま汽車に乗り続けた。辻堂まできた時に、駅夫の呼び声を聞くとともにホッとして治った。」「こんな事で私は非常に先生に感謝しています。それ以来、あこがれていたビジネスを作り上げる事もできました。」

森田先生「実際、香取さんは面白い。私のいった事を即座に実行する。実行する人は直ちに体験して会得することができるが、屁理屈を言う人は私のいった事を実行しないですぐその文句の言葉尻を考える。それでは決して会得はできず、病気の治るはずはない。」

以上ご紹介したように実践が治るために必要ということがわかります
前置きが長くなりましたが「森田療法の実践の場の自助グループ」
というタイトル通り自助グループは森田療法を実践するための場です

自助グループでの森田療法の実践とは以下のような行動をさします
体調不安や対人不安症状があっても毎月休まず出席することや
頼まれたら役割を引き受けグループの運営のお手伝いをすることです

私も電車や人前でパニックを起こすことが怖い不安症に悩みましたが
毎月電車に乗って休まず出席しやがて会のお手伝いを頼まれました
受付や会場取り等お手伝いをするうちに症状が気にならなくなりました

不安症パニック症強迫症で森田療法を知る方はたびたびいられますが
実践するとなると一人ではどうしていいかわからないとよく伺います
そこで私はお悩みの方には自助グループの参加をお勧めしています

でも人前で悩みを話したくない等参加できない事情の方もいられます
そのような方にはカウンセリングで生活状況を詳しく伺って
日常生活でできそうな実践内容を一緒に考えて実践をお手伝いします


令和4年12月1日からZoomミーティングというソフトウェアを使用して
オンライン心理相談と電話による心理相談を行っております

相談室名は「森田療法オンラインカウンセリング」です
カウンセリング料金は従来よりご利用になりやすい設定といたしました

初回90分5,500円・2回目以降50分5,500円・日記療法1週間分5,500円
となっておりまして開業日等詳細はホームページをご参照くださいませ

引き続き森田療法の考えを用いつつお悩み解決をお手伝いいたします
お悩みを根本から解決し自由に充実した人生を送れるようになりましょう


森田療法オンラインカウンセリング・上野の森クリニック・生活の発見会で
不安にお悩みの方の心理的な支援活動を行っています
お気軽にご相談ください！


今回の記事がお悩みに苦しんでいてよくなりたい方にとって
少しでも参考になったならうれしく思います


　カレイはなにカレイを煮付けましたか？　




 

　　赤カレイと真カレイですが赤カレイがより美味でした一同(笑)