臨床心理士・公認心理師の資格を持つ女性カウンセラーが、森田療法の考え方を用いてオンラインカウンセリングを行います。

森田療法オンラインカウンセリング

あずま通り心理相談室が閉室し「森田療法オンラインカウンセリング」に名称が変わりました。
Zoomミーティングというソフトウェアを使用してオンライン心理相談を行います。電話による相談も行います。
日本中、世界中どこからでもオンライン面談で森田療法のカウンセリングが受けられます。

開業時間:10:00~11:50/14:00~20:30 / 火・金・月1回土曜(午前)開業 / 開業日のページをご確認下さい。
※上記以外の時間帯・曜日も可能な限りご相談に応じます。

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2016年9月のブログ

2016年  9月 2日

慢性的空虚感をどうすればいいのだろう

さかさまの夢

 

ど~も~
森田療法推し(笑)の臨床心理士
もりりんですよ~

さて 臨床心理の仕事や 生活の発見会活動の中などでうかがうお話から思うことがあります

勉強を頑張って
有名大学を出て
ちゃんとした職につき

結婚をし 家を買い 車を持ち
子どもに恵まれ

定年まで勤め上げ あるいは 夫を定年まで支え
孫にも恵まれ

海外旅行にもあちこち行って
人に恥ずかしくない安定した生活を築いてきた

なのになぜかあいかわらず神経症の悩みは治らず
症状にとらわれ
空虚感にさいなまれてうつうつとしてしまう

人に話せばぜいたく病だといわれてしまい
そうなのかもしれないと思おうとしても
依然として気持ちのもやもやはおさまらない

このようなお悩みを聞くことはめずらしくありません

ひとことでいえば
自分が自分の人生の主人公だと
感じられていないが故の悩みといえるのではないでしょうか

このことは 尊敬する近藤章久先生の
「人間の愛と真実」の中の言葉をお借りすると

『神経質の人々の中には
自分自身の本当の意味を見出し
自分自身を生かす大きな能力がある』

にもかかわらず
その能力を発揮していないが故の
不全感からもたらされる空虚感といえるのではないでしょうか

神経症という体験から学ぶことによって
自分らしくない生き方・考え方の不自然さに気づいた以上
自分らしく生きるという以外の選択肢はあるのでしょうか?

とはいえやっぱり神経症を抱え込んで回避的生活を続け
空虚感とともに一生を送るほうをえらぶ人もいて
それはその人の自由だけれども

私なら自分で納得して生きていたいし
空虚感とつきあっているヒマなどないのが本心だし
空虚感とサヨナラして生きることにあこがれているから

たとえ不安でもあるがままに
そのあこがれに素直に生きていくほうの道を進むために
この生命力を使いたいな

たった一度だけ与えられた人生だもの

苦しいときには
3S(スリーエス)ハグハグ法と
お念仏に助けられながら

神経質性格だからやっぱりだめだ
なんて
そんなのぜーったいにヤだもんね!!!

“さかさまの夢”の絵

お城に住むおひめさまを夢見る女の子の足元にも
花咲く力が宿っているみたいです

音譜音譜 うちらもうちららしく生きていきたいぜ~音譜音譜

パニくんうっつー2シャーコフ2かいしょくんシーセン2きょうちゃんのりー2ふうみん2あがりんことこトン♪かくさんふあんぼう

      一同 キャラ道まっしぐら (笑)

2016年  9月 9日

よからぬ考えが浮かんできて苦しいとき

暗黒舞踏

 

自分の悩みが 神経症だと知らずに 長い間治らなくて ひとり苦しんでいる人が たくさんいます

あなたのお悩みと 「神経症」と 「森田療法」をつなぐ 臨床心理士のブログです

3S(スリーエス)ハグハグ法別名 森田療法的行動法の記事や 神経症克服に役立つ記事を載せています


3S(スリーエス)ハグハグ法別名 森田療法的行動法 とは
神経症克服のための実践方法です

そのポイントは?

Sそのままで
(不安な気持ちはそのまま感じたまま) 

Sそもそもにさかのぼり
(症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは エネルギーの発揮だね)チューリップ赤

Sすこしずつ
(コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して すこーしずつ手足の指を動かそう)あし

一ミリでも発揮のために動いたら そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげようラブラブ

最後にひとこと 「自分おつかれー!」合格

ど~も~
森田療法推し(笑)の臨床心理士
もりりんですよ~

さて カウンセリングで セラピストは
相談者のお悩みをよく聞くのはもちろん

そのお悩みを正しく理解して 
解決に役立つ心理教育をおこなうこともとても有効で必要なこと

心理教育とは
お悩みについての正しい知識や情報を伝えることをいいます

森田療法の面談の場合
神経症が起きるしくみについて
相談者とセラピストが共有することが解決に大きな役割を果たします

昭和2年に発行された
「神経質の本態と療法」(森田正馬著)のなかで

森田先生は 「本療法の原理」として
神経症になるしくみについて くわしく解説されています

神経質性格の人ならば
なるほど!そういうことで神経症になるのか!

と腹の底から納得して
森田先生の本を読んだだけで
神経症が治ってしまうこともあるのです

たしかにワタクシめの場合も
「ノイローゼが治る生き方考え方」(石井丈三著)の

症状は治さなくてよい
自分の欲求に従って行動すれば神経症は治る
という文章を読んで

なるほどそういうことか!!!と目からうろこで
森田療法で自分は絶対治ると気持ちがラクになりました

で 今日の内容は
よからぬ考えが浮かんできて苦しい
というお悩みについての心理教育的内容

たとえば 赤ちゃんを育てはじめたお母さん
赤ちゃんを殺してしまったらどうしよう!と
よからぬ考えを起こしてパニックになってしまうことがあります

ワタクシめの場合
生活の発見会の集談会の代表幹事になったとき

(生活の発見会:神経症の人たちの自助グループ)
(集談会:神経症の人たちの毎月の集まり)

代表幹事がきつくて発見会がイヤになったらどうしよう!と
よからぬ考えが起こり パニックになりかかりました

だって 発見会がイヤになってしまったら
もう行くところがなくなってしまうから
そんなよからぬ考えが起きては一大事!と思ったのです

でも そのときピンチを耐えられたのは
森田療法のある知識を知っていたから

その知識とは
「反対観念」

「反対観念」とは たとえば

ほめられると ⇔ うしろめたい気持が起こる
何かを買って ⇔ 無駄遣いを反省する など

相対する気持ちが同じ強さで
拮抗する精神活動をいいます

これは精神の自然現象で 
筋肉が 互いに反対の動きをする拮抗筋の働きによって
自由になめらかに動くように

精神活動もこの反対観念によって調整が保たれ
自由に活動できるようになっているのです

だから よからぬ考えが浮かぶのは
「反対観念」による自然現象なのだとわかればもう安心

赤ちゃんが大事!という気持ちから 反対観念は起きるし
発見会が大事!いう気持ちから 反対観念が起きたのです

オレが わたしが 異常だから 弱いから
変なことを考えてしまうんだ…どうしよう…
というお悩みは これで一発解消!

同様に 
そうだ!これをやってみよう!と思いついても もれなく 
失敗するかもしれないという反対観念が起きてくる

でも 反対観念は自然現象
これをやろう!という気持ちを大切にして行動することで
だんだんと自分らしさができていく

そういうふうにできているのが人間という生き物なんだね

音譜音譜 へ~ 森田療法って ”なるほど療法”だぁ~ 音譜音譜

あがりんこきょうちゃんシーセン2うっつー2シャーコフ2ふあんぼうかくさんパニくんふうみん2かいしょくんとこトン♪のりー2

     さすが一同 いいことおっしゃいます!(笑)

2016年  9月 20日

仲間の愛を感じることで勇気がわいてくる

集談会の様子

 

ど~も~!
森田療法推し(笑)の臨床心理士
もりりんですよ~

台風が過ぎたと思ったらまた台風
青空が恋しい毎日ですが
みなさまがたはいかがお過ごしでしょうか?

さて ワタクシめ
毎月一回集談会に参加して今年で20年

20数年前に神経症になりましたが
森田療法と生活の発見会・集談会のおかげですっかり元気になりました

※集談会とは生活の発見会の会員が自主的に運営する
 神経症の自助グループ
 全国130か所 参加費は集談会により異なります

そこで本日は
ワタクシめが所属する集談会の
ある日の様子をご紹介したいと思います

集談会では参加者のプライバシーにかかわる
ことも話し合われるので
限定的な内容になりますが

まずは机をロの字型に並べて会場設営
この日の参加者は9名
それと派遣講師が1名

参加者の内訳は
上の絵に描いてあるとおり

きょうちゃんきょうちゃんきょうちゃんきょうちゃん   強迫行為の症状を持つ方が4名 
シャーコフ2シャーコフ2シャーコフ2シャーコフ2   社交不安障害の症状を持つ方が4名
ふあんぼう       不安障害の症状を持つ方が1名
かくさん       確認恐怖の症状を持つ方が1名

※強迫観念の内容別に分けてあります

集談会では参加者が
自己紹介と自分の悩みや体験を順番に話します
これを体験交流と呼びます

この日はたまたまワタクシめシャーコフ2が司会を担当
体験交流のトップバッターをつとめます
自分の名前・居住地・症状・入会年のあと

この一カ月の近況
生活の発見誌(月刊の機関誌)の感想などを
一人5分~10分程度話します

参加者全員が体験交流を一巡したあと
この日はお招きした派遣講師きょうちゃん
神経症が治った体験をお話しいただきました

参加者は初心者からベテランまで様々
それぞれが講師の体験談をとおして
神経症や森田療法について勉強します

※派遣講師は生活の発見会の先輩会員
   年間2回~4回程度 他の集談会から来会します
   派遣講師が来会しない月は参加者のみで学習します

この日ワタクシめがとくに印象に残った
派遣講師のことばをいくつかご紹介します
※ご本人からご了解をいただきました

症状はこれからも肌身離さず持っていく(笑)←ユーモアある講師
治るのを期待して待っていればいい
入院中医師からいわれた 「忙しい環境に身を置きなさい」

治るためにはだた目の前のことをするだけ
我々はまず治せば挽回できると考えるがそれが一番危ない
今のままで仕事も学業もできるのだ

理屈はあとでわかる
森田療法だけじゃダメだと思えば自分で何か足せばいい
ある医師のことば 「森田療法は生きることが治療になっている」

講師のお話のあとは事務連絡タイム
発見会の学習会・幹事交流会の予定などを告知します
その後はお弁当を食べながらの休憩タイム

休憩中 講師が来会した月は
講師へのメッセージカードを書きます

午後は残りの時間でふたたび体験交流
自由に話したいことを話します
講師がいる時は講師との質疑応答が中心になります

最後は講師にメッセージカードをお渡しし
みんなで後片付けをして閉会

閉会後は会場近くの喫茶店に場所を移して
希望者が懇親会
コーヒーやお菓子で一服して解散です

こういう調子でワタクシめ
20年間毎月ほぼ欠かさず集談会に参加して
運営も担ってきました

1年で12回×20年で240回
240回自分の神経症のことを話してきて
240回×平均10人計2400回神経症の仲間の話を聞けば

自分の神経症のことがいろいろわかってきますし
人との付き合いにも慣れてきますし
神経症にも詳しくなるものです

森田療法の勉強をたて糸に
仲間とのこころのふれあいをよこ糸に

集談会に継続して参加して
仲間の愛を感じることで勇気がわいてきて

神経症はよくなり
生き方も徐々に主体的へと変わっていきました

上の絵のキャラの横にタテ書きで役割名があります
集談会とは「役割を担う」という行動・感情の体験をとおして
神経質性格を生かすことができるようになるしくみです

神経質性格を生かすこととは
すなわち神経症が治るということです

神経質性格の
神経症が治った先輩たちは
とっても気持ちの温かい方たちです

神経症のみなさまがた
集談会ってこんなところです
参加して一緒に勉強しませんか?

音譜音譜 へー 集談会ってお弁当食べるんだ~音譜音譜

とこトン♪かいしょくんうっつー2シーセンシャーコフ2ふあんぼうふうみん2パニくんあがりんこかくさんのりー2

     一同 そこかーい!!(笑)

2016年  9月 30日

神経症的態度や行動は自ずと止むもの

すみれ

 

ど~も~
森田療法推し(笑)の臨床心理士
もりりんですよ~

毎日蒸し暑くてエアコン生活に逆戻り
みなさまがたはいかがお過ごしですか?

今回アップした絵はパッと思いついて選びました
ほっそりした華奢な背中は永遠の憧れでーす(笑)

さてさてこの前改めて感じました
神経症的態度のクセってほんっとに根強い!!!




この前あるクライアントさんに対してお伝えしたことを あとになって 
あんなこと言ってよかったのかなと すっごく不安になっちゃいました

そのあとで自分自身のカウンセリングの先生に
教えていただいたところ

直観からとった言動こそほんものなのに
他者評価にとらわれていたことがわかりました

ほんものとにせものが逆じゃん!て
思いました

そして 自分の感性を信じる力の大切さを
改めて勉強いたしました

こういうことは
神経症の回復過程でだれにでも当然起きること

われわれには 自分の安全を守るために
知らず知らず本来の感性を否定し抑圧した結果

本来の自分として生きることを見失い
神経症になってしまったという歴史があります

その歴史の中で身についた
神経症的態度習慣 つまり
他者による評価を自己の評価基準とする習慣

それが原因で
自分の感性が信じられず
自分を見失い不安になることが日常的に起きます

今までの経験上
そんなときに救われるのは
やはり信頼できる人からのことばの力です

そして だれが自分にとって信頼できる人なのか
それを感じとる感性がとても大切

とはいえ
いま自分自身の感性に自信がなくても
それは仕方がないこと

その中で自分なりにわからないなりに精一杯やってみて
あ これはなんかちがうみたい あ これがいいんだ
と感じる体験がとても大事

そうやって 一歩ずつ歩みを進めていくうちに
だんだんと
自分の感性を信じる力がたくましく育っていきます

その歩みを見守り 必要に応じてガイドするのが
セラピストの役割

神経症的態度のクセに気づき
自分の感性を信じる力を養うために
信頼できるセラピストとの出会いは本当に大切

そして信頼できる人に相談しながら
自分の感性を信じて いまできることやするべきことに
取り組むことが大切

そうしていくうちに
本来の自分と逆行していた
神経症的態度や行動は自ずと止んでいき

もともと自分の中にある
本来の自分として生きていくことが
できるようにできている ということです

自然に逆らっていたのが逆らわなくなるんだから
そりゃ ラクになるってこった

というワタクシめは
今日もちゃんと記事を書けるかしらとドキドキしながら
一生懸命書いているうちに

自然の力が最後まで記事を書かせてくれました!

音譜音譜 うちらも自然に逆らわずに生きたいな~ 音譜音譜

かいしょくんシーセンふうみん2うっつー2シャーコフ2パニくんふあんぼうかくさんあがりんことこトン♪のりー2きょうちゃん

    一同の順番も 直観で決めてます(笑)

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